日本のシュリーマン

hamano2004-10-05

朝方、ちょっと雨のあがるタイミングで家を出た。駅までは自転車に乗れた。

電車の中で先日購入した『中山修一ものがたり』を読む。実に、感動的な本である。中山先生は日本のシュリーマンとも呼ばれるが、幻の都といわれた「長岡京」が本格的な都市として建設されたことを始めて主張し、実際に発掘で確かめた人である。中山先生がいなかったら、長岡京は乱開発で幻の都のまま消滅したとさえいわれる。定時制高校教員をしながら発掘に挑み、しかし決して授業をおろそかにはしなかった中山先生のお人柄には、心から敬服する。生前、一度だけお会いし、長岡京発掘現場をご案内いただいたことが、今でも鮮明に思い出される。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004081400087&genre=F1&area=K30