『世界の大学危機』読了

中公新書の『世界の大学危機―新しい大学像を求めて』を読み終えた。今まで、日米は大学大衆化の国、ヨーロッパは少数のエリート主義と単純に色分けして考えてきたが、まったくの誤りらしい。ヨーロッパでも大学大衆化は進んでおり、日本以上に大学生が増えている国もあるそうだ。また、ドイツの項では「ゼミナール」の起源のところが面白い。
(追記)
「電脳科学大学」で有名な山内太地氏のブログでも紹介されている。http://dennou3.exblog.jp/d2004-10-07フランスにおける大学大衆化について、「大学がろくな教育を提供しないのは、みんなが大学に行きたいと思うのが原因なのだ」というコメントには思わず笑った。