ラグビー大学選手権

取材を終え、慶大−同大のラグビー観戦のため、地下鉄で長居へ。第二競技場入口では慶應ラグビー部のブースがあり、前売券を分けていただく。キックオフ30分前に到着したが、スタンドはすでに超満員になっており、通路のわずかな隙間に腰をおろして観戦となる。

慶應応援団はスタンド中央に固まって座ると聞いていたが、すでに同志社の大応援団がスタンドを埋め尽くしており、ばらばらに座るしかなかったようだ。あちこちで慶應の旗も見えるものの、完全にアウェー状態であることは明らか。

2時、キックオフ。出だしは慶應がよかったが、先制は同志社の方。すると、その後も着実に加点され、慶應はまったく手が出ない。なんとか1トライを返すが同志社35−5慶應で前半終了。完全なワンサイドゲームの予感がする。

後半は、風上に立った慶應が見違えるようなファイトを見せ、次々にトライを決める。楽勝ムードだった同志社応援団も必死の応援...しかし、前半許した大きなリードが響いて、ノーサイドを告げる無常のホイッスルが鳴った。後半は慶應同志社を完封したが、35−24で同志社の勝ちとなる。

今日のスタンドは、学生よりも同志社のOBらしき年配者の姿が目立った。さすが関西における大学ラグビーの雄だけにファンも多いようだ。ハーフタイムは、応援歌に混じって賛美歌合唱という場面もあった。こういう雰囲気が同志社の強みというものを応援席で見せつけられた試合でもあった。関大も何か一つ、こういうものが欲しいのだが。