柿柳先生の質問に答える

ディベート大会について質問を受けたがhttp://www.doblog.com/weblog/myblog/11517/1951233#1951233、以下はまったくの私見ということで。

(1)ディベート大会をゼミに導入するきっかけは。
前任校で、インナーゼミ関西ブロック大会に数名の学生を参加させたのがきっかけ。

(2)何割ぐらいの学生が参加するのか。経費がかかって学生はいやがらないか。
今回の「経済史・経営史ディベートリーグ」は、少なくとも準備は全員参加とした。東京で開かれた本大会当日は体育会所属の学生などスケジュールの合わなかった者もいたが、9割の学生が出席した。
経費に対する不満は出なかったが、できるだけ安く抑えられるよう努力した。大半の学生は往復夜行バス。ホテルも3人部屋や4人部屋を取れるところを探した。

(3)大会のために、ゼミはどう運営するのか。ゼミの時に準備するのか、それともサブゼミを付けるのか。そのサブゼミに先生は関与するのか。
6月ころから本ゼミはすべてディベート準備とした。大会直前には、学生が自主的にサブゼミを行っていた。サブゼミには、時折、顔を出してアドバイスする程度。

(4)大会をやってみて、学生は変わったのか。
変わったと信じることにしている(笑)。少なくとも、就職活動に向け自信がついたと言い出す学生は多い。

(5)どんな先生にもディベート大会を入れたゼミ運営は可能か。
ディベートの指導は誰でも可能。少なくとも、高校以下ではそう思われている。ディベート大会となると、運営の負担はかなり重い。非常にヴォランティア精神にあふれた教員、大学院生がいてこそ開催可能という面は否定できない。

追記。nm先生からの回答は、http://chronicle.air-nifty.com/historical_amnesia/2005/10/post_f559.htmlを参照。