六甲フォーラム

神戸大学経済学部の研究会「六甲フォーラム」http://www.econ.kobe-u.ac.jp/katudou/rokkou/rokkou.htmlにて、斎藤修先生の「工業化以前における生活水準の東西比較」を拝聴する。

ポメランツに代表されるカリフォルニア学派の研究により、西欧とアジアの比較研究がさかんに行われるようになったが、今日の報告はwelfare ratioという概念を導入することによって生活水準の比較を行おうとする分析であり、比較経済史研究の最前線の内容というべきものであった。いわゆる「大分岐」論争に関する新しい解釈も提示され、非常に興味深い話を聞くことができた。

終了後は、H先生のお誘いで懇親会にも参加させていただき、とても楽しい時間を過ごすことができた。