戦国の山城をゆく

副題は「信長や秀吉に滅ぼされた世界」とあり、山城めぐりをしながら天下統一の過程で敗れ去った者の歴史に焦点を当てる。城マニアの私にとってはとりわけ楽しい本であり、ちょうど「功名が辻」のストーリーとも重なって一気に読んだ。取り上げられている城(および僧兵を抱えた寺を含む)は12個あるが、登ったことがあるのは「安土城」「延暦寺」「洲本城」の3つだけであり、次はどこへ行こうかとあれこれ考える。

城ではないが、播州三木城のところで紹介されている「太閤の湯殿館」(有馬温泉)というのはぜひ行ってみたい。秀吉が造らせた湯殿の一部で、阪神大震災の時に偶然発見されたのだという。調べたら、神戸市が運営する施設だそうだ。http://www.city.kobe.jp/cityoffice/17/010/area/spots/taikounoyu.html