『あったかも知れない日本』

あったかもしれない日本―幻の都市建築史

あったかもしれない日本―幻の都市建築史

幻の1940年東京オリンピックなど、実現しなかった大プロジェクトを都市計画や建築史の立場から取り上げた本である。テーマの切り口に、なるほどこの手があったかという思いがわいてくる。

最近神戸空港が開港したが、戦前にも関西の空港をめぐって大阪湾・神戸沖が激しく争った歴史があるという話はとても面白かった。結果、気象問題が急浮上して伊丹に決まったという経緯があったようだ。