祇園祭山鉾巡行

朝から激しい雨が断続的に降る中、今年も山鉾巡行の日を迎えた。KBS京都の中継をちらちら見ながら仕事。

現在、近世京都の人口史をまとめつつあるが、史料に使ってい町の中にいくつかの山鉾町がある。保昌山を出す燈籠町、また元治大火で消失して休山になっているが鷹山を出す衣棚町、大船鉾を出す四条町である。山鉾町になるくらいだから、史料をよく残しているというべきか。

現在の山鉾は32、休山が3つあり全部で35の山鉾町がある*1。およそ1500ある京都市中の町全体から見るとわずか2%に過ぎない。

ところで、山鉾に関しては、以下のサイトが詳しく参考になる。普通は書かない休山もリストアップされているのがよい。なお、休山の中の布袋山は復興の動きがあるようで、注目したい。
http://www.e-kyoto.net/topics/07gion/hoko.htm#1

ところで、数年前に偶然、浄妙山の懸装品を特別に見せていただく機会があったが、お世話になった保存会の方が息子の友達の親戚にあたる方だということを最近知った。京都はやはり狭い社会なのか。テレビを見ていたら、くじ改のところで元気なお姿を拝見し、なつかしかった。

*1:八坂神社の記録によれば、室町時代もっとも山鉾が多かったときは全部で58基の山鉾が出たそうだ