三大校歌とは?

大学のウェブサイトで「関西大学学歌」http://www.kansai-u.ac.jp/Kouhou/song/index.htmlが聞けるようになった。以前は聞けたのだが、しばらくこのコーナーが削除されていた。今回は、著作権の問題をクリアして再度アップされたようだ。

ところでウェブ上に、関大学歌は「校歌3名曲」の一つであるとの記述があり、他の2曲は早稲田、明治であると説明されている。しかし、早稲田大学のウェブでは「一高寮歌『嗚呼玉杯に花うけて』と大正期に作られた北大寮歌『 都ぞ弥生』」と並んで三大校歌であると述べておりhttp://www.waseda.jp/jp/global/guide/episode/episode07.html、一方、明治大学のウェブでは特にどの校歌とは挙げず「日本の三大校歌のひとつとして名高い明治大学校歌」http://www.meiji.ac.jp/koho/information/index.htmlと紹介している。NHKでは以前、早稲田、明治、北大の歌を三大校歌と紹介したという話もある。

ただし、北大の「都ぞ弥生」http://circle.cc.hokudai.ac.jp/hmc/music.htmlは寮歌であり、校歌は別にあるので三大校歌に入れるのは間違いという説もあるようだ。では、3番目に関大学歌を入れるというのは、誰が言い出したのか。前々から興味を持っていたが、一度しっかり調べてみたいものだ。

ところで、明治と関大の校歌はいずれも山田耕筰の作曲にかかる。山田は関西学院に在学していたことがあり(中退、その後、東京音楽学校声楽科卒を経てドイツ留学)、関西学院大学歌『空の翼』も山田耕筰の作曲である。ライバル校同士、同じ作曲家の校歌を歌ってエールの交換というのも、また面白いと思った。