『奪われる日本』

奪われる日本 (講談社現代新書)

奪われる日本 (講談社現代新書)

先週の日曜日は郵政民営化をテーマとした学生ディベート大会に参加してきた。当初は民営化肯定が圧倒的に強いかと思ったが、意外に否定派も健闘したようで、肯定5勝、否定3勝、1引き分けという結果になった。

その郵政民営化アメリカを一方的に利する暴挙であり、法案に反対した平沼赳夫小林興起こそ真の国益を知る政治家だとする本書は、大新聞の論調と真っ向からぶつかる。小泉後の政治の行方を考える上でも必読の書だろう。