『役員室午後三時』

役員室午後三時 (新潮文庫)

役員室午後三時 (新潮文庫)

事典の項目執筆で、5人の財界人のプロファイルを書いている。その1人、武藤絲治は鐘紡の実質的創業者武藤山治の息子で、戦後、鐘紡の社長を務めた。子飼だった伊藤淳二(後に日航会長)に社長の座を追われるクーデータ劇は有名だが、それをモデルにした本がこれ。面白くてついつい読みふけってしまい、気づいたら朝の3時だった。そのため夕方から猛烈に眠くなって困った。