ジョージア州運転免許を取得

hamano2007-10-20

日本ではペーパードライバーをずっと続けてきたが、アメリカは車なしでは生活できないところだ。ということで、20年前のハワイ留学以来、久しぶりに自動車の運転を始めている。

6月までジョージア州では国際免許で車の登録も可能だったが、7月より法律が変わり、転入後1ヶ月以内に州の免許取得しないと登録が不可能となった。国際免許も正式には1ヶ月のみ有効となっている。そこで、20年ぶりに運転免許試験を受けることになったのだが、その様子を記録しておくことにする。

外国人が免許を取るためには、パスポートと現住所を示す書類(家族全員の名前の入ったアパートの契約書が便利)を1つ持参する。さらにSocial Security Numberを示す必要がある(無い場合は、取得できなかった理由を証明する書類が必要)。SSNは、ハワイの期限切れ免許証で確認してもらった。

その後、筆記試験となる。受付で並ばなければならないのだが、番号が順番に呼ばれるものと思い込み、だいぶ順番を飛ばされてしまって30分ほど損をした。

ペーパーテスト(knowledge examという)は、交通法規と道路標識をそれぞれ20問ずつ3択のマークシートで答える(15問以上正解で合格)。交通法規に関しては、外国語での受験もOKということで日本語の問題を選んだが、日本語が直訳的で逆にわかりにくかった。問題も細かい数字まで聞かれたり、思ったより難易度が高かった(3問間違ってしまった)。それに比べると、道路標識は比較的やさしい(1問だけ間違えた)。

2つともパスすると実技試験だが、すぐに受けるかどうか尋ねられた。実技試験は、時間を予約して別の日に受けることもできるようで、その場合、予約者の受験が優先される。したがった、当日すぐに受ける場合、数時間待つ覚悟でいなければならない。今日は軽く3時間くらい待たされたが何度も来るのは面倒なので、がまんしてひたすら待った(待合席を離れると飛ばされるので昼食も取れない)。

いよいよ実技試験の順番が来ると、自分の車を取りに行き、入口で駐車して待つ。試験場には細かいテクニックを試す専用スペースが設けてあり、そこで急ブレーキ、後退、駐車など、いくつかの課題が出される。その後、路上を10分ほど走って終了となった。結果は、ぎりぎりの点数で危なかったが(持ち込んだ車が大きかったこともあり、縦列駐車など2度繰り返してしまったので減点されたようだ)、何とかパスして免許証を取得することができた(右上写真)

有効期限は一般に5年か10年を選ぶのだが(費用が異なる)、一時居住者の場合、滞在許可の期限内のみ有効な免許証しかもらえない。したがって、2008年10月20日が有効期限となった。

ところで、ジョージア州免許とひきかえに、ハワイ州免許証(ただし失効済のもの)はもちろん、日本の免許証、国際免許もすべて没収されてしまった。以前は、領事館で帰国時に返却が可能だったようだが、最近はそれもしてくれないとのこと。日本に帰ったらまず、免許証の再交付を申請するのが最初の仕事になりそうだ。