学部奨学生候補者と昼食

月曜日報告のペーパーは完成。これに当日のハンドアウトをつけるつもりだが、これは週末の仕事。昼から少し日本史史料の英訳作業を手伝ったあと、奨学生候補の高校生4名と昼食を一緒にする機会があった。

アメリカの大学は学生に対し、様々な競争的資金を用意して優秀な学生の獲得に努めている。日本と違い、ランクが下でも奨学金のオファーのある大学を選ぶ学生も多いので、大学間の競争は熾烈になるそうだ。

モリー大学も各種奨学金を用意しており、大学新入生に対する最終選考が現在行われている。奨学生最終候補に残った高校生は今週の水曜日(26日)から3泊4日で大学を訪れており、面接試験に臨んでいるが、それ以外にも様々な催しを用意して生徒を迎えるのだという(旅費を含め、費用は大学負担)。

優秀な学生はいくつもの大学から勧誘されているので、大学が高校生を選考すると同時に、高校生も大学を選ぶことになる。そこで、今日の昼は、専任教員が候補の生徒を小グループごとに誘って昼食をごちそうし(もちろん大学の予算で)、自由に質問に答えるというものだった。

高校生からは、たとえば歴史と政治学を同時に学ぶにはどうしたらよいか、などといった質問がでていた。また教員からは医学部やロースクールへの進学条件の話などが出たが、最優秀な生徒たちだけに関心も高そうだった(歴史学部から結構、ロースクールに行くというのは意外だった)。

課外活動にも熱心な生徒ばかりのようで、スポーツ、音楽、ディベートクラブなどの話が出た。

なお、エモリー大学の学部奨学制度は、下記のページで紹介されている。
http://www.college.emory.edu/current/achievement/scholars/prospective.html