第29回石橋湛山賞

原田泰氏の『日本国の原則』が第29回「石橋湛山賞」を受賞された。少し前から受賞のことは聞いていたが、本日、報道もあったようだ。心からお祝い申し上げたい。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080731AT1G3103J31072008.html
(日経ネット 2008.7.31)

昨年、週刊ダイヤモンドの「2007年のベスト・オブ・経済書」投票で、迷うことなく1位に入れさせていただいたが、そのとき私はつぎのようなコメントを書いていた。

日本の経済発展は私有財産制度の確立と自由な経済活動の産物であって、政府の介入の結果ではないというのが著者の主張である。この「原則」にしたがえば、これからの人口減少社会もけっして恐れる必要はないというメッセージは、今後、日本がとるべき道を考える上で重要だろう。

発行時期が早かったせいか、全体順位は31位だったが、本賞の受賞をきっかけにもっと多くの読者を獲得してほしい一書である。