福澤諭吉展

研究会は夕方からだったので、その前に東京国立博物館で開催中の「福澤諭吉展」によった。東京は今年一番の寒さのようで、みぞれ混じりの天気だったが、博物館を見るにはすいていてよかったかもしれない。

展示物は思った以上に盛りだくさんでとてもよかった。写真では何度もみたものの実物があり、とても感激した。見所はすでに書いたことがあるがhttp://d.hatena.ne.jp/hamano/20081110、山口良蔵宛書簡、早慶戦開始の挑戦状などとりわけ興味を引いた。

また、慶應の一貫教育の始まり(つまり、日本の一貫教育の始まり)を述べた展示箇所で、イギリスのキングスカレッジスクールとの関連を述べたところが有益だった。来月、この関連の話を某所ですることになっており、しっかりメモをとっておいた。

福澤諭吉展は大阪でも開催されるので、もう一度、学生でも連れて見に行きたい。とてもしっかりした図録(2500円は高くない!)が売られていたが、重たそうなので、大阪で見るときに買うことにした。

[追記]
会期末ぎりぎりの9月5日に大阪会場で入手した。
http://d.hatena.ne.jp/hamano/20090905