ハドソン先生講演会

学会招待講演者として来日中のパット・ハドソン先生(カーディフ大学教授)をお招きし、「経済史」の授業の時間を使って特別講演を行なった。事前に示していただいたテーマの中から、比較的学生が理解しやすいだろうということで、「奴隷貿易と英国産業革命」というトピックをお話いただいた。授業では、イギリスで使っているシラバスをそのまま配布していただき、少しずつ区切って日本語の通訳を入れることにした。

大半の学生にとって英語の授業は初めてのはずだが、(通訳を含め)70分ほどの授業を終始熱心に聴いてくれた。自分のリスニング力を試すよい機会になったはずだ。中には英語でノートをとった学生もいて驚いたが、日本人学生から質問がなかったのは少し残念であった(唯一の質問者はカナダ人留学生だった)。

もっとも、帰宅するとe-learningシステムの方に質問が届いていたので、学生が疑問を持たなかったわけではない。大教室環境で手を上げるのは、やはりなかなか難しいということだろう。