武士は歯磨き熱心

学生時代聞いた「日本経済史」の授業で、日常生活の様子はなかなかわからない。たとえば、江戸時代の人がどのくらい歯磨きをしたのかということは、よくわからない、という話を聞いた。

ところが長崎大の研究者が人骨の歯を調べて、武士、とりわけ男性は歯磨きを熱心に行なっていたのに対し、庶民にはその痕跡があまりなかったという見解を発表した。http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050507i501.htm重要な発見だと思う。

虫歯の割合も武士は少なかったそうだ。武士は貧しく、町人の方が豊かだったというイメージがあるが、健康管理という面から見るとまた新しい比較ができるのかも知れない。