八月十五日の神話

八月十五日の神話 終戦記念日のメディア学 ちくま新書 (544)

八月十五日の神話 終戦記念日のメディア学 ちくま新書 (544)

終戦の日は8月15日であるという常識を巡り、さまざまなことが明らかにされる。枝葉に複雑な事柄がたくさんでてくるが、最後まで飽きることなく読み進んだ。個人的には高校野球の甲子園大会はなぜ、そこまで神聖であらねばならないとされるのかというような議論も面白かった。

それにしても、活字が小さいのがちょっとしんどかった。新書というサイズにこれだけの分量を収めるにはこれくらいの字の大きさが必要なのだろうが、電車の中で読むと目に負担が大きい。