広島指名の梅原選手

プロ野球のドラフト会議が開かれたが、その中になじみのある名前があった。広島4巡目指名の梅原伸亮(のぶあき)選手(京都学園大http://www.kyotogakuen.ac.jp/~o_life/club_circle/kosikiyakyubu/index.htm)である。

京滋リーグでは23勝をあげ、2年生からずっとエースの座を守ってきた。最初は野茂そっくりの「トルネード投法」で、話題になったこともある(何度か西京極球場で見たが、ダイナミックなフォームだった)。途中からフォームを改造してトルネードはなくなってしまったが、そのかわり最速149キロの速球と多彩な変化球を投げ分けるピッチングを身につけ、ノーヒットノーラン(対京都教育大)も記録した。記者会見で、目標の選手はと聞かれ、

京都学園ですから、やはり澤村栄治投手が目標です

と答えたのは頼もしい。

経歴を見ると、プロ選手には珍しく中学までは軟式をやっていたそうである(長岡京シリウスhttp://www.hi-ho.ne.jp/nakano/)。高校でもエースながら(金光大阪http://www.kohs.ed.jp/)まだ無名に近い存在だったらしい。遅咲きの努力が実ったことは、本当に喜ばしい限りだ。梅原選手の来年からの活躍をぜひ、期待したい。

京都新聞記事http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005111900058&genre=L1&area=Z10