父・宮脇俊三への旅
- 作者: 宮脇灯子
- 出版社/メーカー: グラフ社
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
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ところで、宮脇俊三氏の作品には2人の幼い娘さんが出てくるが、その娘さんのひとりが父親に関するエッセイを書かれたことは前から知っていた。昨日、たまたま本屋で見つけ(5冊も並んでいた)、帰りの電車から読み始めて一挙に読了する。
名文家の俊三氏と比べるのは、さすがに酷であろうが、灯子氏の筆致もなかなかである。とくに、初めてのひとり旅で四国へ行ったくだりでは俊三氏が蘇ったような気分になり、うれしかった。
灯子氏は、フランスの郷土料理、菓子の専門家でもあり、旅行家でもあるそうだ。ぜひ、続編を読んでみたい宮脇ファンも少なくないのではないだろうか。