社会科学史学会(SSHA)1日目

空港近くのホテルを8時前にチェックアウト、ホテルのすぐ裏が電車の駅で、そこからダウンタウンへ向かう。通勤路線のようで席はほぼ満席。昨日よりも冷え込んでいるようで、さすがにシカゴは寒い。周りも厚着の人ばかりだった。

とりあえず、宿泊するBest Western Innで荷物を預かってもらう。学会会場のヒルトンホテルを申し込んだのが遅くすでに満室で、やむなく会員になっているここを予約した。古いホテルだが中はきれいだった。サービスも悪くない感じだ。

午前中はスケジュールがないので、とりあえずシカゴの景色を見ようと有名なシアーズタワーへ行く。ガイドブックにはかなり混むと書いてあったが、10時のオープンと同時に入ったので特に待たされることはなかった。最初に、ビル建設の経緯をビデオで見る。もともと世界一高いビルを作るというつもりはなかったようだが、計画の途中でだんだん設計が高くなり、それなら一番高いビルにしようという話がでてきたのだという。なお、現在はマレーシア、台湾のビルに高さでは1位を譲り、北半球で一番ということになっている。

最上階(103階)へは高速エレベーターで1分くらい。あまりに早く、耳が途中で少し痛くなる。天気もよく上からの眺めは最高によい。

1時間弱で見学を終わり、学会会場のヒルトンホテルへ。11時からのレジストレーションで名札とスケジュール表をもらう。昼は、日本人で集まり近くのフードコートで食事をし、その後、午後のセッションへ。

最初のセッションは、1本報告がキャンセルになっており、日本とオランダの報告が1本ずつ。時間がたっぷりあり、質問もできてよかった。2つ目のセッションはペーパーを提出したセッションで、「アジアの結婚」がテーマ。中国、韓国が1本ずつ、日本が2本。コメンテータは韓国人の社会学者だったが、非常によいコメントだった。今後、日中韓の比較にあたり、人口行動に関わる様々な定義をより厳密にする必要性を痛感した。4本の報告ということで、フロアとのディスカッションの時間が少ししかなかったのが多少残念。

夕食はホテル近くのパブ風レストラン(ミラーという名前だった)で。人気があるのか席は満席で少し待たされたが、なるほど味はよく、値段も安かった。15分ほど歩いて宿泊ホテルへ戻る。