Honors Nights

数週間前に息子の高校から手紙がきて、5月1日のHonors Nightsで表彰されるから夜7時にカフェテリアに来てくれと書いてあった。息子自身には連絡は何もなく、いったいなんで表彰されるかもわからない。半信半疑ででかけたらカフェテリアには大勢の生徒・父母が集まっており年に1度の大掛かりな表彰式ということがわかった(写真下・壇上は教員。前に並ぶのは大会で優秀な成績を収めた数学コンテスト代表チーム)。



式の最初に生徒会長の挨拶があり、続いて国旗・州旗・校旗入場。全員起立して胸に手をあてる。

その後、プログラムに従って次々に生徒の名前が呼ばれ、各種の表彰が行われた。多くは、各教科ごとの優等賞授与であるが、各教員が選ぶ個人賞のようなものもあって、多くの生徒に表彰を受ける機会が用意されている。誰が何をもらうかは当日のお楽しみのようだ。生徒によっては何度もいろいろな賞を受ける「有名人」もいた。

1学期とちょっとしか在籍しない息子もメダル1個(ESLクラス賞)、賞状1枚(何の賞状か意味が分からず調査中)、バッチ1個(GPA)をもらうことができた。

大学がスポンサーとなった「Book Awards」という賞もあり、本が1冊もらえる。地元大学のほか、Harvard、Columbia、Universityof Pennsylvaniaからの賞もあった。今年はHarvardに1名入学したと聞いているが、生徒を送ってくる高校へのごほうびだろうか。

スポーツ関係の表彰もあった。野球で活躍した生徒が音頭をとって「私を球場に連れて行って」を全員で歌い盛り上がった。また、父母のボランティア賞というのもある。かなり多くの父母が学校でボランティアをしているようで驚く。

最後は元校長の名前を冠した賞が、教員に与えられる。今年度は障害学級の教員に対して授与され、ひときわ大きな拍手が送られた。

式全体で2時間近くかかった。アメリカは「誉める教育」が大事というが、今日はそのことを大いに実感した。