高校卒業試験

ジョージア州の高校では11年生(日本の高校2年生)にたいして「卒業試験」(Georgia High School Graduation Tests)が行われるが、その結果がそろそろ出ているようだ。アメリカでは州によって異なるが、公立高校の3分の2の生徒は、卒業単位の取得にくわえて、州が実施する共通卒業試験を受け合格しなければ卒業できないことになっている。

ジョージア州では、国語、数学、理科、社会の主要4教科について試験が行われ、すべてに合格する必要がある。この試験は11年生の期末に全員に対して行われるので、範囲は11年生までとなる。不合格の生徒は、受かるまで何度も受けることになる(落ちた生徒の中には試験のない州や、私立高校にやむなく転校する者もいるという)参考:http://en.wikipedia.org/wiki/Georgia_High_School_Graduation_Test

この試験は長い伝統があるようだが、生徒にとって大きなプレッシャーだという批判もあるらしい。しかし、教育の水準を維持するため新たに導入する州も増えているという。

日本ではアメリカの高校は受験のプレッシャーも少なく、のんびりしているというイメージが強いが、卒業のプレッシャーが大きいというのは意外だった。もっとも、卒業すれば公立大学・短大にはどこか入れるのだから、卒業には一定のハードルが必要なのだろう。