京都国際マンガミュージアム

京都市内で用事があり、昼間でかける。招待券をもらったので「京都国際マンガミュージアム」に立ち寄ってみた。

前を何度も通ったが、入館は初めて。中には約5万冊のマンガがあるが、これは貸本屋が持っていたもので寄贈を受けたのだという(貸本屋といえば、日吉にあったダダ書房を思い出す。まだやっているのだろうか)。しかし、1階から3階まで壁を埋め尽くす量には圧倒される。検索システムもあるので、マンガファンにはたまらないだろう。

ぐるぐる見ているうち、なつかしの『のらくろ』シリーズを見つけ、つい読みふけってしまった。3冊くらいは買って以前は持っていたが、のらくろが将校になった後の話はまだ読んだことがなかった。最後の巻だけ先に読んだが、のらくろが除隊して大陸探検に行く話が結末だと知った。

2階には紙芝居コーナーというのがあって、若い人がやっている。約50年前がピークだという話を聞いたが、51歳の私は一度も見たことがない。ピークから消滅までが本当に早かったということだろう。

「国際」というタイトルが大げさな博物館のように思っていたが、思った以上に外国人の入館者が多かった。欧米以外にもアジアからの観光客が多いようだ。いまや、京都を代表する観光スポットになっているということを実感した。

なお、20日まで「サンデー・マガジンのDNA−週刊少年漫画誌の50年−」という特別展が開催中である。原画が多数展示されているが、個人的には「巨人の星」の原画が圧倒的な迫力で(特別展ポスターにも採用されている)、ちょっと感動した。

http://www.kyotomm.jp/