奈良遷都1300年祭




来日中のパーカー教授と奈良で合流し、1日観光のご案内をする。奈良に立ち寄った目的は、遷都1300年祭の会場を訪れることなので、まずは朝一番で見学。

平日の朝ということで、すいており、平城京歴史館と遣唐使船復元船にも待つことなく入場できた。ここだけは有料で500円かかるが、あとはすべて無料なのには驚いた。なお、歴史館はパスポートを持参した外国人は無料とのことだが、その理由はナレーションが日本語のみの案内(展示説明は英訳もある)だからという説明を受けた。1300年祭については、京都にも奈良にも英語による案内ポスターがまったくないとパーカー教授が指摘していたが、そのためだろうか。奈良市内にはどこでも見かける外国人観光客が、1300年祭会場ではほとんど見られない。場内を案内するイヤホンガイドは英語のものもあるそうで、もっと宣伝してもよいように思った。

今回、特に有益だったのは、朱雀門から大極殿まで歩き、平城宮の大きさを実感できたこと。また、大極殿には説明のボランティアが配置され、英語の説明を受けることができた。中年男性の方のガイドだったが、きわめて水準の高い説明、パーカー教授からの質問にも十分な答えがあり非常に感銘を受けた。

午後は、奈良国立博物館東大寺を見学。博物館は、3日前に本館が「仏像館」としてリニューアルオープンしたばかりとのことで、内容も充実していた。

夜、市内を散策。観光客向けでないところで夕食をとりたいということで、「ミックスフライ定食」を食べられたが、非常に喜ばれていた。