全米公立高校ランキング

午後から近くのスタバで仕事。周囲を見回すとやはりコーヒー1杯(一番小さいサイズが1ドル77セント、日本よりカップも大きくかなり得だ)でねばって仕事をしている人が多い。

夜7時から息子の通うシャンブリー高校の卒業式を見に行く。夕方、激しく雨が降ったが式典の時間までには雨も完全に上がり、予定通りスタジアムで開催された。






来賓として郡の教育局の人が来てスピーチをしたが、その中でニューズウィークの全米公立高校ランキングで同校が3年連続上位にランクされたことが紹介され、大きな拍手があった。アトランタに来たときにもこのランキングのことは耳にしており、とくに日本人は、ランキングの高い高校の校区を選んで家を選ぶという話を聞いた。これが決めてとなり、少し大学からは離れていたがシャンブリー校区にアパートを決めた。

帰宅して調べるとニューズウィークのランキングはAP (Advanced Placement) examなど*1に基づき、全米公立上位1300校が毎年公表されている*2。シャンブリー高校は全米230位、ジョージア州では5位にランクされた。
http://www.newsweek.com/id/39380?tid=relatedcl

このニューズウィークの記事(FAQ)を読むと、大学の卒業率は、高校の成績や標準テストの結果よりもAPなど高いレベルの学習を経験したかということと高い相関を持つことが示されているようで、AP examにもとづくランキングには合理性があることが分かる。

なお、US News & World Reportでもランキングを作成しているようだが、こちらは、学力がいかに向上したかという指標を重視するもので、いわば学校の教育力をはかるものさしのようだ。

*1:APとは、高校生が大学の単位を取得することができるコース。アメリカの高校は、さまざまなAP コースを提供しているが、AP の単位を取得するためには、AP exam を受ける必要がある。AP exam は、SAT 等のテストを運営しているCollege Board が5月初旬に実施。成績は、1〜5の5段階評価され、3以上が単位として認められるケースが多い。

*2:公立高校は全米で27,000校。ただし、ランキング対象はAPテストの結果を公表した高校のみ